姫野博行の音楽日誌

日々の備忘録

音楽制作の工程-2020年1月版-

音楽制作の工程について問い合わせがあった。音楽制作を毎日やってると当たり前のことみたいで麻痺してくるけれど、一般の方にとっては多分謎なことだらけですよね。

他の方はどうなのかよくわかりませんが、僕が依頼を受けてからの流れを書いておこうと思います。

 

柱の無いところに屋根は立たないのと一緒で音楽も基礎工事みたいなのをしないとメロディはちゃんと機能しなかったりします。装飾音みたいなものはつけたり外したりわりと簡単なんですけど、基礎に関わるものはひとつ変更するとけっこうバランス総崩れになったりもします。

たまにミックス段階で「こんな感じにしたい」と言われることがありますがミックスの問題よりも楽器の選定や演奏、録音でやらなければならないことの方が多いです。

もちろん予算がある場合や、狙いがある場合はそれぞれのエキスパートに担当していただいた方がいろんなプロの視点が入りより面白いものに仕上がることが多いように思います。僕は主に作曲、編曲担が多いです。(他には作詞家、各楽器の演奏家、ミックスエンジニア、マスタリングエンジニアetc)

 

短く話をまとめると「打ち合わせ大事です」なんですが、きっと知っていただければより良いものができるのでは?と思い置いておきます!

 

ではでは↓↓↓↓↓


1、ご依頼&打ち合わせ

楽曲の方向性など要望を伺います。

※1この時点で具体的な仕上がりイメージがある場合はしっかりとお伝えいただけると嬉しいです。(「やっぱり違った」はだいたいこれで防げます。めちゃくちゃ大事です!)
※2歌がある場合は歌唱者の魅力を引き出せるメロディや曲調を意識したりするので情報は多い方が良いものができると思います。(ライブ動画とかあればすごくイメージ湧きます)

 

2、作詞、作曲

曲が既にある場合など「トラックのみ」をご依頼の場合はこの工程は除きます。アレンジや大まかなミックスも同時進行する場合がほとんどです。トラックを先に作って歌を作る場合もあります。


3、アレンジ&レコーディング

最近ではほぼ「2」と同義な気がしますが、曲が既にある場合はここで、和音の精査、音決め、サウンドメイク、演奏、録音などを行います。

必要な場合には演奏を各楽器の専門家様に依頼したり、外部のレコーディングスタジオでレコーディングを行ったりします。

※3 曲の土台は作曲、アレンジでほとんど決まります、ミックス段階までいくと劇的な変更はほぼ不可能です。各楽器は関係性を持って構築されています。「やっぱりドラム無くしたい」とか「ベースをもっと低くしたい」とかミックスの時に言われても大体の場合いい結果になりません。打ち合わせの時にお伝えいただけると助かります。


4、歌入れ

歌がある場合はレコーディングを行います。お気に入りや使いたいスタジオがあればそちらを使われても○

※4 歌はメインになることがほとんどで大切なパートです、ちゃんとした環境でレコーディングすることで格段と仕上がりは良くなります。
※5 補正したりすれば綺麗にはなりますがニュアンスや声質は変わりません。お化粧をする程度と捉えてまずは技術を磨くことをお勧めします。

 

5、ミックス

用意したものを混ぜてバランスをとったり必要なサウンドメイクをします。お気に入りや使いたいスタジオがあればそちらを使われても○

 

6、マスタリング

各リリース形態に合わせて音圧を調整したり、複数曲ある場合は各トラックのバランスをとったり、最終的なサウンドメイクをします。お気に入りや使いたいスタジオがあればそちらを使われても○

※6 意外と知られていない工程ですが、最近はリリース形態も多様化しています。リリース形態によってはアレンジなども変わったりしますので打ち合わせの時にお伝えいただけるとより良い結果になると思います。

 

7、納品

CDプレスや配信などリリースへ向けて必要なデータをご用意します。